法人向けスマホの導入方法には「購入」と「レンタル」の2つの選択肢があります。
「購入」では資産計上が必要となり、長期的な利用に適しています。
一方、「レンタルスマホ」は、初期費用を抑えながら中長期的な運用に適した選択肢です。
キャリア公式のレンタルスマホサービスでは、契約期間が2年以上に設定されているため、継続的な利用や計画的な導入に適しています。
これにより、資産管理の手間を軽減し、最新端末を効率的に使用できる点が評価されています。
ただし、数週間や数カ月単位の短期プロジェクトや季節的な業務増加、海外出張などに対応したい場合は、外部レンタル業者を検討する必要があります。
本記事では、レンタルスマホの仕組みや導入メリットを詳しく解説するとともに、購入との比較や活用事例をご紹介します。
法人スマホの最適な導入方法を検討する際の参考にしてください。

レンタルスマホの概要を解説

スマホを所持する時、一般的には端末を購入して通信回線（SIMカード）を契約します。
一方「レンタルスマホ」では、文字通り端末や回線をレンタルすることになりますが、いくつかのレンタル方法があるので事前に押さえておきましょう。

スマホもSIMカードもレンタル

スマホ端末もSIMカードも、両方レンタルするパターンです。
この場合は、端末と回線を同時に確保できる点が大きなメリットです。
新しい電話番号がセットで提供されるため、従業員の増員時や新規事業の立ち上げなどで一度に複数台のスマホが必要となる際にもスムーズに対応できます。
また、端末と回線がセットで提供されることで、管理の手間が軽減されるのも魅力です。
必要な台数や用途に応じて柔軟にサービスを選べるため、ビジネスの現場での即時対応が可能になります。

スマホのみレンタル

スマホ端末のみレンタルするパターンです。
この場合、すでに契約済みの自社SIMカードを利用できるため、既存の電話番号や通信データの継続使用が可能です。
例えば、業務上、最新のハイスペックスマホが必要になった際に、購入ではなくレンタルで導入すれば、初期費用を削減しつつ業務の効率化を図ることができます。
また、社員が個々に異なる端末を使用している場合でも、統一したモデルのレンタル端末を導入することで業務の標準化を実現しやすくなります。

SIMカードのみレンタル

SIMカードだけをレンタルするパターンです。
この選択肢は、企業がすでにスマホ端末を所有している場合に適しています。
例えば、海外出張が頻繁にある社員に現地の通信事業者が提供する物理SIMカードをレンタルすれば、高額な国際ローミング費用を抑えつつ、現地の通信環境に適応できます。
また、短期間のテスト利用や特定のプロジェクトにおいて、特定のプランや回線が必要な場合にも有効です。
ただし、SIMカードと端末の互換性は注意が必要で、事前に確認しておく必要があります。

レンタルスマホを導入すると？

レンタルスマホを導入することがコストの削減や管理業務の効率化につながります。
また、最新機種を手軽に利用できたり、故障や紛失に備えたサポートサービスが充実している点も、法人利用において安心感をもたらします。

導入コストが抑えられる

スマホ端末の価格は年々高騰しており、特に法人で複数台を導入する場合、その負担は膨大なものになります。
最新機種や人気モデルは高額になることが多く、台数が増えるほど初期費用が企業の負担となります。
レンタルスマホの場合、端末を購入する必要がないため、導入コストを抑えられます。

レンタルなら資産計上不要で管理の負担を軽減

レンタルスマホは、端末の所有者がレンタル会社となるため、企業側で固定資産として計上する必要がありません。
これにより、台数が増えるほど発生する経理処理や管理業務の手間を大幅に削減できます。
レンタルの場合、契約期間終了後の端末回収や処分もレンタル元が対応するため、資産管理にかかる長期的な負担も軽減されます。

最新のスマホが手軽に使える

レンタルスマホでは、最新のハイスペック端末や発売直後の機種を利用しやすいです。
業務上、最先端の性能や機能を必要とする場合でも、レンタルなら高額な購入費用をかけずに導入できます。
逆に、予算を抑えたい場合には、低価格の端末を選択することも可能なため、用途や業務内容に応じた柔軟な選択が可能です。
これにより、業務効率を最大化しつつ費用を最適化することができます。

トラブル時もサポートサービスで安心

スマホは業務に欠かせないツールであるため、故障や紛失時にはビジネスに大きな影響が及ぶ可能性があります。
レンタルスマホでは、こうしたトラブルに対応するための補償やサポートサービスが充実しており、法人利用において安心です。

また、端末紛失のリスクや不正アクセスへの防御といったスマホのセキュリティ対策のサービスを組み合わせることもできます。

レンタルスマホ利用の注意点

レンタルスマホは企業のスマホ導入において柔軟性や利便性を提供しますが、デメリットも存在します。
導入前にその課題点を把握しておくことで、運用上のトラブルや予期せぬコスト増加を防ぐことができます。
ここでは、レンタルスマホを検討する際に注意すべきポイントを紹介します。

長期利用のコストが高くなる可能性

レンタルスマホは初期費用を抑えられる点が魅力ですが、長期的な利用ではトータルコストが購入よりも高くなる場合があります。
例えば、数カ月や年単位で利用する状況では、毎月のレンタル費用が累積し、端末を購入する場合よりも結果的にコストが増すこともあります。
特に、恒常的に同じスマホを利用する必要がある場合は、購入が適しているケースも多いため、使用期間を事前に明確化しコスト比較を行うことが重要です。

補償や保険の確認が必要

レンタルスマホには契約条件があるため、解約や機種変更を規定の期間内に行った場合、違約金が発生する場合があります。
また、端末の紛失や故障時には、補償範囲や修理費用がどの程度カバーされるかも事前に確認しておく必要があります。
例えば、企業がレンタルスマホを大量に導入する場合、万が一のトラブルで発生する負担が大きくなる可能性があります。
そのため、レンタルスマホ会社が提供している補償オプションを活用することで、修理費用や紛失負担金を0円に抑えられるなど、安心感を高める対策を講じることが有効です。

NTTドコモビジネスで法人携帯をレンタルする

NTTドコモビジネスで提供している法人携帯のレンタルサービスを利用すれば、導入コストを抑えられるので、一度に複数台のスマホを導入したい場合でも負担を軽減できます。
また、導入時のコストダウンに加え、幅広い機種のラインアップやもしものときの補償サービスなども魅力です。

NTTドコモビジネスでの法人向けレンタルスマホとは

【1】最新機種から人気機種までレンタルができる

NTTドコモビジネスでは、最新機種や人気機種はもちろん、月額1,000円以下で利用できるリーズナブルな端末まで幅広い端末を取り揃えています。
これにより、業務用途や予算に合わせて最適な端末を選ぶことが可能です。
さらに、レンタル端末の機種変更が可能なため、業務内容の変化や最新技術への対応が求められる場合にも柔軟に対応できます。

【2】ニーズに応じた契約期間の選択が可能

NTTドコモビジネスのレンタルサービスでは、お客様のニーズに合わせて契約期間が「2年間・3年間・4年間・5年間」の中から選択ができます。

【3】万が一のトラブルでも安心の補償サービス

スマホの故障や紛失は、業務に深刻な影響を及ぼす可能性がありますが、NTTドコモビジネスのレンタルサービスでは、安心の補償サービスが利用可能です。
「レンタルあんしん補償オプション」を申し込むことで、端末の交換が無制限で可能となり、修理や交換にかかる費用は不要です。
さらに、火災や偶然の事故による破損・全損も補償対象となります。
「レンタルあんしん補償オプション」の詳細はこちら

手続き方法について

レンタルスマホの利用の検討にあたって、手続きの簡便さも大きなポイントです。
NTTドコモビジネスでは、オンラインでご相談・ご注文が可能な「NTTドコモビジネスオンラインショップ」を提供しています。
お見積りやプラン選びなど、契約前のご相談も可能です。
契約に必要な書類や詳しい手続きの流れについては、以下のコラムをご確認ください。
「ご利用開始までの流れ」を確認する

まとめ

法人でスマホ端末を所有することが一般的な時代もありました。
端末代金の高騰により導入コストが増加しているだけでなく、固定資産として計上する際の経理処理や管理業務の煩雑さも、企業にとって大きな負担となっています。
さらに、現場で端末が故障・紛失した場合には、ビジネスの停滞や情報システム部門の対応負担増加といったリスクも発生する可能性があります。

こうした多くの課題を解決するには「レンタルスマホ」の導入が手段の1つです。

レンタルスマホを導入することで、保守から管理までをレンタル会社に任せることができ、万が一の際の対応も非常にスムーズです。
例えば、端末が故障して使用できなくなった場合でも、迅速な交換対応が可能であり、業務への影響を最小限に抑えられます。
また、補償オプションを活用することで、盗難・紛失・故障といったトラブルへの備えが万全となり、セキュリティリスクの低減も図れます。

NTTドコモビジネスでは、スマホ、ケータイ（フィーチャーフォン）など、さまざまな商品をレンタルでご用意しています。
これにより、企業の多様な業務ニーズに応じた端末や契約スタイルを選ぶことが可能です。
また、以下のページでは、「法人向けおすすめ機種」の機種購入・機種レンタルの両方をご確認いただけますので、自社の業務に最適な選択肢を見つけることができます。ぜひチェックしてみてください。
「法人向けおすすめ機種」はこちら

さらに、NTTドコモビジネスオンラインショップでは、専門のオペレーターが利用シーンや台数・契約期間などを丁寧にヒアリングし、目的に合った最適なプランや端末をご提案します。
迷われた際は、手軽に相談できる「オンライン相談」もぜひご活用ください。