法人携帯に「かけ放題」は必要?コスト最適化と管理負担軽減のポイントを解説!

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2025.12.15

法人携帯に「かけ放題」は必要?コスト最適化と管理負担軽減のポイントを解説!

「毎月の携帯電話料金が変動して予算管理が難しい」「通話料が予想以上に膨らみそう」。法人携帯の導入において、こうしたコスト面の課題は少なくありません。
特にビジネスシーンでは、電話は依然として重要なコミュニケーションツールです。しかし、プラン選びを間違えると、想定外のランニングコストが発生するだけでなく、請求内容の確認作業という「見えない管理コスト」も増えてしまいます。

本記事では、単純な「通話料の削減」だけでなく、経理・総務部門の業務負担を軽減する「管理コストの削減」という視点から、「かけ放題」のメリットと選び方を解説します。
また、NTTドコモビジネスが提供している法人専用プランについても紹介します。

法人向け「かけ放題」の必要性とメリットについて解説

スマホで通話するビジネスマン

なぜ多くの企業が「かけ放題」を選ぶのか、その仕組みと導入メリットを、コストと業務効率の両面から深掘りします。単なるオプションとしてではなく、業務改善の手段として捉え直してみましょう。

法人向けのかけ放題とは?​

「かけ放題」とは、定額の月額料金を支払うことで、国内通話料金が無料(定額)になるオプション、またはプランそのものを指します。
一般的に、法人携帯の契約は「基本プラン(データ通信など)」+「通話オプション」で構成されますが、通話オプションには大きく分けて以下の2種類が存在します。

1. 5分間通話無料オプション(短時間通話向け)

1回あたり5分以内の通話であれば、何度かけても無料になるプランです。
「お客さまへの予定の確認」「到着の連絡」「簡単な伝言」など、用件のみを手短に伝える業務が多い場合に適しています。ただし、5分を超過した分は30秒あたり22円(税込)などの従量課金が発生するため、長電話には向きません。
NTTドコモビジネスオンラインショップの場合

2. かけ放題オプション(長時間通話向け)

通話時間や回数に制限がなく、24時間いつでも定額で通話が可能なプランです。
重要な商談、込み入った要件の相談など、時間を気にせず通話に集中したい場合は、こちらを推奨します。

「かけ放題」のメリットは?

​「かけ放題=通話料の節約」と思われがちですが、法人契約においては「経理業務の効率化」という隠れたメリットが存在します。

コスト削減と予算の平準化(コスト面のメリット)

​携帯電話の通話料は、通常「従量課金制」です。使用時間に比例して料金が加算されます。
例えば、NTTドコモビジネスオンラインショップで、「かけ放題」が適用されない場合は、月に合計60分(1時間)の通話で、通話料は約2,640円(税込)発生します。
一方で、「かけ放題オプション」に加入した場合、月額1,980円(税込)で定額以上の通話料は発生しません。
30秒ごとに22円の場合、約45分の通話で1,980円(税込)に達するため、月当たり約45分以上の通話を利用される場合は、「かけ放題オプション」の加入を検討する価値があります。

利用状況に合わせて「かけ放題」を選べば、コスト削減につなげられます。
契約台数分のコストに影響するため、台数が多い企業ほど効果は大きくなります。

経理・管理の手間を軽減(業務効率面のメリット)

従量課金の場合、毎月の請求額は変動します。「今月は誰が使いすぎたのか?」「この通話料は業務上必要なものだったのか?」といったチェックや、部署ごとの予算配分の調整などが発生します。
「かけ放題」に加入することで、通信費は毎月一定の「固定費」となり、請求書の確認作業が簡素化されるため、バックオフィスの業務が効率化されます。

法人向けの「かけ放題」は、どのような業種や職種におすすめ?

法人向け「かけ放題」がおすすめな業種や職種

営業職(不動産、保険、人材など)

外回りが多く、顧客との折衝が電話中心になる職種には「かけ放題」がおすすめです。Web会議が普及しても、緊急の連絡やクロージングは電話で行われることが多いためです。

現場・サービス職(建設、設備メンテナンス、介護、医療)

現場の手が離せない状況や、PCを開けない環境での連絡が多発します。「5分以内」で終わらない報告連絡も多いため、かけ放題が推奨されます。

ドライバー・物流

運転中のハンズフリー通話や、配送先への連絡など、通話頻度が極めて高い職種です。

「かけ放題」が不要なケース
社内連絡がチャット中心で、社外との電話がほとんど発生しない内勤・開発職などでは、「かけ放題」を契約しない、または「5分通話無料オプション」に留めることでコスト削減が可能です。

「かけ放題」を選ぶ際に注意すべきポイント

通話に不安を感じるビジネスマン

通話を頻繁にする人にとってはお得な「かけ放題」ですが、選ぶ際には注意すべきポイントがあります。定額になるからと、安易に「かけ放題」を選ばず、プラン内容の確認を忘れずに。

プラン対象外になる通話がある

「かけ放題」という名称ですが、すべての発信が無料になるわけではありません。以下の番号への発信は、基本的に定額の対象外となり、別途通話料が発生します。

SMS(ショートメッセージサービス)

受信は無料ですが、送信は文字数に応じた料金がかかります。

「0570」から始まるナビダイヤル

企業のお問い合わせ窓口などで多用されていますが、これはかけ放題対象外の有料通話です。

消費者ホットライン(188)

特番は対象外です。

国際電話

サービスやプランによって利用可否が異なります。海外への発信は高額になる場合がありますので、詳細はご利用予定のプランをご確認ください。

衛星電話/衛星船舶電話

特に「国際電話」は高額になりやすいため、海外出張が多い社員には、海外用のプランやローミング設定の周知が必要です。

利用状況を慎重に検討する

会社で一律に「かけ放題」へ加入するとコスト管理にかかる稼働を軽減できますが、コスト最適化の観点では無駄が生じる可能性があります。
現状の明細を確認し、「ほとんど電話をしていない社員」や「1回あたりの通話が常に2〜3分以内の社員」がいる場合は、「かけ放題」の加入について見直しを検討しましょう。
会社で一律に「かけ放題」へ加入するか、職種に応じて加入するか。実態に合わせて判断することが、大切です。

NTTドコモビジネスの法人専用プランをチェック!

ここからは、NTTドコモビジネスが提供している法人専用プランを紹介します。ビジネス利用に特化したプランを用意しています。

通話がメインの方には「ドコモBiz かけ放題」がおすすめ

特徴

通常、「基本プラン」+「かけ放題オプション(1,980円(税込))」を組み合わせると、月額料金は高くなりがちですが、このプランは月額利用料3,278円(税込)の中に「国内通話かけ放題」が含まれています。

メリット

料金体系がシンプルで明確です。追加の通話料を気にする必要がありません。

おすすめのシーン

顧客への架電が多い営業部門はもちろん、社員間の連絡を電話で頻繁に行うチームにも最適です。「社内連絡も通話料無料」になるため、内線電話感覚でスマホを活用でき、コミュニケーションの速度が上がります。
「ドコモBiz かけ放題」の詳細、見積もりはこちら

法人専用のプラン「ドコモBiz」新登場!ドコモBiz かけ放題2GB月額3,278円(税込)

通話だけでなく、データ通信も多い方には「ドコモBiz データ無制限」+音声オプションがおすすめ

Web会議やテザリング利用が多い現代的なワークスタイルには、「ドコモBiz データ無制限」が選ばれています。

特徴

データ量の上限を気にせず使える無制限プランを筆頭に、用途に合わせて「1GB」「1GB〜3GB」のプランも選択可能です。

ビジネスに特化した強み

国際ローミング無料(30GBまで):世界200以上の国・地域で、追加料金なしでデータ通信が可能です。海外出張時のWi-Fiレンタルが不要になり、コストと手間が削減できます。
セキュリティ:ビジネス利用を前提としているため、情報漏洩対策や紛失時のサポート体制も万全です。

通話オプションの柔軟性

Web会議がメインとはいえ、電話も使う場合は「かけ放題オプション」や「5分通話無料オプション」を自由に追加可能です。
「ドコモBiz データ無制限」の詳細、見積もりはこちら

法人携帯のお申し込みの流れ

NTTドコモビジネスオンラインショップでの契約は、来店不要で完結可能です。忙しい業務の合間に手続きを進められるオンラインショップの活用手順をご紹介します。

【1】NTTドコモビジネスオンラインショップで申し込む

契約プランや機種などが決まりましたら、NTTドコモビジネスオンラインショップからお申し込みの手続きを進めましょう。

ドコモBiz かけ放題、ドコモBiz データ無制限プランのお申し込み方法の詳細
上記以外のプランのお申し込み方法の詳細

【2】必要書類のアップロードと送付

お申し込み内容によって手続き方法が異なります。

【ドコモBiz かけ放題、ドコモBiz データ無制限プランの場合】
お申し込み完了後、本人確認書類をアップロードしてください。
【上記以外のプランの場合】
NTTドコモビジネスオンラインショップ担当者よりメールまたは電話で、必要書類のアップロードと送付についてご連絡します。期日までにご対応ください。

いずれのプランでも書類に不備があった場合は担当者よりご連絡します。期日内に必要書類のアップロードが行われない場合、申し込みは自動キャンセルとなりますのでご注意ください。

必要書類に関してなど詳細は、NTTドコモビジネスオンラインショップも合わせてご確認ください。
ご利用開始までの流れ

【3】法人確認書と本人確認書のお届け

法人の所在確認と申し込み者の本人確認のため、簡易書留(転送不可)で「法人確認書」と「本人確認書」を送付します。返送された場合は申し込みをキャンセルすることがありますので、必ず受け取ってご確認ください。

郵送先:

  • 登記簿謄本または印鑑証明書に記載の本社住所:1通
  • 申し込み者の本人確認書類に記載の住所:1通

【4】商品のお届けと開通手続き

「法人確認書」と「本人確認書」の受け取り後、商品を発送します。
商品の受け取り後、開通手続きおよび初期設定を行いご利用ください。

まとめ

「かけ放題」は、コスト管理と業務効率化の鍵となります。
通信コストの上限を固定化し、管理部門の業務負荷を軽減できるため、月当たりの通話利用頻度が高い場合は、おすすめです。

NTTドコモビジネスオンラインショップでは、国内通話かけ放題付きのお得な「ドコモBiz かけ放題」のほか、音声オプション(かけ放題)を追加できる「ドコモBiz データ無制限」もご用意しています。

「今の契約より安くなるか知りたい」「管理をもっと楽にしたい」とお考えのご担当者さまは、まずは一度、オンライン相談やお見積り依頼でお問い合わせください。
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