スマホの正しい充電方法は?外出時の充電手段やトラブル対処法を紹介
現代の日常生活において、スマホは欠かせない存在です。しかし、急な充電切れで大きなストレスを感じたり、仕事や連絡に支障が出たりした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
特に最近、スマホのバッテリーの持ちが悪いと感じている方は、「どうすればバッテリーを長持ちさせられるのだろう?」と疑問に思うかもしれません。
実は、正しい充電方法を実践するだけで、バッテリーの劣化をゆるやかにし、スマホをより長く、快適に使い続けることが可能です。さらに、モバイルバッテリーや急速充電器などの便利グッズを賢く活用すれば、外出先での充電の不安からも解放されます。
そこでこの記事では、スマホのバッテリーの基礎知識や、バッテリーを長持ちさせる充電方法のほか、外出時の充電手段と、充電トラブルが発生したときの対処法について解説します。法人スマホの充電が持たない場合に考えられるリスクについても紹介していますので、参考にしてください。
目次
スマホのバッテリーの劣化に関する基礎知識
スマホのバッテリーは、なぜ劣化してしまうのでしょうか。まずは、スマホのバッテリーの特性や充電速度について知っておきましょう。
スマホの充電でバッテリーの劣化は進む
現代のスマホは、軽量で高容量なリチウムイオンバッテリーが搭載されています。このリチウムイオンバッテリーは、充電器から供給される電力を内部の化学反応によって蓄えていますが、使用と充電を繰り返すことで、徐々に劣化が進む特性があります。
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<リチウムイオンバッテリーの特性>
- バッテリーの寿命は一般的に2~3年程度
- 充放電のサイクル回数(バッテリー残量を0%から100%まで充電したのと同じ消費量)に応じて劣化が進む
- 充電中はバッテリー内部で化学反応が起こり、エネルギーが貯蔵される
充電速度に応じてバッテリーの負荷も上がる
充電速度は、使用する充電器の出力(W数)とケーブルの品質によって左右されます。
急速充電に対応した端末と充電器を組み合わせることで充電時間を大幅に短縮できますが、バッテリーへの負荷が高くなる点には注意が必要です。
スマホの正しい充電方法
スマホを長く使い続けるためには、日々の充電の仕方やタイミングなどについて見直すことが重要です。ここでは、スマホの正しい充電方法について見ていきましょう。
充電は使い切らないようにする
リチウムイオンバッテリーは、過放電に弱いという特性上、バッテリー残量がなくなるまで利用する使い方は避けることが望ましいです。残量を0%まで使い切ってから100%まで充電すると、バッテリーに大きな負担がかかるといわれています。
極端に低い残量まで使用し続けることは避け、20~80%程度の範囲でこまめに充電・使用を繰り返すほうが電池内部の負担が小さく、寿命が延びやすいとされています。
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<理想的なスマホの充電タイミング>
- バッテリー残量が20~30%になったら充電を開始する
- こまめな継ぎ足し充電を心掛ける
充電のしすぎに注意
満充電(100%の状態)や、満充電に近い状態を長時間維持することも、バッテリーの劣化を早める要因です。特に、就寝時に充電したまま放置することは避けましょう。
最近のスマホは、満充電の少し手前で充電を停止する機能が搭載されているので、活用することをおすすめします。
充電中の使用を控える
充電中にスマホを操作することは、バッテリーの劣化につながる可能性があります。充電しながらゲームや動画視聴といった高負荷な作業を行うと、バッテリーと本体が発熱し、結果としてバッテリー寿命を縮める原因となります。
充電中に強い発熱を感じた場合は、いったん充電を中断し、本体を冷ましてから再開してください。明らかに異常な発熱が続く場合は使用を中止し、専門窓口への相談を検討しましょう。
スマホの充電器とケーブルの選び方
スマホを安全かつ効率的に充電するためには、充電器とケーブルの選び方も重要です。バッテリーを長持ちさせるためにも、充電器とケーブルを選ぶ際のポイントをご紹介します。
純正品と互換品
スマホの充電には、メーカー純正の充電器とケーブルを使用することが、最も安全です。互換品を選ぶ場合は、認証マーク(MFi認証、USB-IF認証など)がある商品を選ぶようにします。極端に安価な製品は、発火や故障の原因となる可能性があるため、避けましょう。
急速充電対応製品
急速充電に対応した充電器を使用すると、短時間でバッテリーを大幅に回復できます。急速充電の規格には、USB Power Delivery(USB PD)やQuick Chargeなどが挙げられます。
急速充電に対応した製品を選ぶときは、出力仕様の具体的な記載(9V/2Aなど)が曖昧、またはない製品や、同等スペック品と比べて極端に安価な製品は避けるようにしてください。
なお、急速充電は非常に便利ですが、バッテリーへの負荷が大きいため、時間がないときなど必要な場面に絞って使い分けると安心です。
ワイヤレス充電器
ケーブルを接続せず、置くだけで充電できるワイヤレス充電器も広く普及しています。ワイヤレス充電器は、その多くがQi(チー)規格に対応したスマホで利用できますが、充電速度は一般的に有線充電よりも遅くなる傾向があります。
また、Qi規格に対応していない粗悪なワイヤレス充電器や安全基準を満たしていない製品は、発熱や故障の原因となるおそれがあるため、避けるようにしてください。メーカー名や仕様表示、安全マークの有無を確認し、信頼できる製品を選ぶことが重要です。
スマホの外出時の充電手段
予期せぬスマホの充電切れに備えるための手段はいくつかあります。外出先で慌てないためにも、充電手段についても知っておきましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、外出先でもスマホを充電できる、持ち運び可能な充電器です。容量は10,000mAh程度のものが、サイズと充電回数のバランスが良いでしょう。大容量タイプは重量があるため、用途に応じて適切な容量を選ぶようにしてください。
飛行機に持ち込む場合は、容量制限があるため事前に確認が必要です。また、近年はモバイルバッテリーによる発火事故が増えています。安全な商品を選ぶには、国内の安全基準を満たす「PSEマーク(※)」の有無を確認してください。
- PSEマーク:日本の安全基準をクリアした電化製品であることを証明するマーク。
充電スポット
カフェやファストフード店などでは、スマホの充電が可能です。ただし、自分の充電器(ケーブル)を持っていなければ、充電できない場合もあるため注意しましょう。
また、駅やコンビニなどに設置された、レンタル型のモバイルバッテリーサービスも増えています。これは、モバイルバッテリーを借りて、移動先の別の場所で返却できるサービスです。使用時間によりますが、数百円程度で利用することができます。
カーチャージャー(車載充電器)
車での移動が多い方には、車のシガーソケットやUSBポートから充電できるカーチャージャーが便利です。
車の移動時間を活用して充電できるため、複数のUSBポートがあるタイプを選べば、同乗者も同時に効率的な充電ができます。
スマホの充電に関するトラブル対処法
スマホの充電がうまくいかないと、「故障かな?」と不安になるものです。しかし、充電器やケーブルのほか、本体の設定や環境を見直すことで対処できるケースもあります。
ここでは、スマホの充電に関して困ったときに役立つ、一般的な対処法をご紹介します。
充電速度が遅い場合
スマホの充電速度が遅い原因は、充電器・ケーブル・本体(バッテリーや設定)のどこかに負荷や不具合がある場合が多いです。
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<スマホの充電速度が遅いときの対処法>
- 充電器やケーブルの接続部分に接触不良がないかを確認する
- ケーブルが断線していないか、端子部分に汚れやほこりが詰まっていないかをチェックする
- バックグラウンドで動作しているアプリを終了して、消費電力を抑える
充電中に発熱する場合
スマホ本体が充電中に熱くなること自体は、急速充電時などによく見られます。しかし、過度な発熱はトラブルの原因となる可能性もあります。
異常な発熱が続く場合は、バッテリーの劣化や故障の可能性があるため、購入したメーカーなどに相談してください。
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<スマホ本体が発熱したときの対処法>
- ケースを外して放熱を促す
- 直射日光があたる場所や、高温の環境での充電を避ける
- 充電しながらの高負荷な作業を中止する
バッテリーの減りが早い場合
スマホを充電してもすぐにバッテリーが減ってしまう主な原因は、バッテリーの経年劣化、使用中の高負荷アプリ、設定の最適化不足、高温環境などが考えられます。
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<スマホのバッテリーの減りが早いときの対処法>
- 設定画面でバッテリーの状態を確認し、最大容量が80%以下の場合は交換を検討する
- 画面の明るさを下げる、位置情報サービスを制限するといった省エネ設定を行う
- 使用していないアプリのバックグラウンド動作の制限をする
- 不要なデータの削除やキャッシュクリア、ウイルススキャンを実施する
スマホのバッテリー寿命を延ばすコツ
日々の習慣を見直すことで、バッテリーの寿命を延ばせる可能性があります。続いては、今からすぐにできる、スマホのバッテリー寿命を延ばすコツをご紹介します。
適切な温度管理
リチウムイオンバッテリーは、高温・低温の両方に弱いという特性があります。できるだけ室温に近い環境で、スマホを使用・保管することが理想的です。
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<スマホの理想的な温度管理>
- 夏場の車内や直射日光があたる場所にスマホを放置しない
- 冬場の極端な低温環境でも、バッテリー性能が一時的に低下するので避ける
省電力モードの自動起動を活用
バッテリー残量が低下した際、自動的に省電力モードが発動するように設定しておきましょう。
この機能を有効にしておくと、指定した残量(20〜30%など)を下回ったタイミングで自動的にシステムやアプリの動作が制限され、バッテリー消費が抑えられます。手動で切り替える手間がなく、うっかり操作を忘れて充電切れになるリスクも防げるため、事前の設定がおすすめです。
定期的なバッテリー診断を行う
スマホの設定画面で、定期的にバッテリーの健康状態を確認することも大切です。容量が大幅に低下し、使用に支障をきたしている場合は、交換や新しい機種への買い替えを検討しましょう。
iPhoneの場合と、Androidの場合のバッテリー状態の確認方法は、下記のとおりです。
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<スマホのバッテリー状態の確認方法>
- iPhoneの場合:「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」で確認
- Androidの場合:「設定」→「バッテリー」などの項目から確認(機種によって方法は異なる)
法人スマホの充電が持たない場合に考えられるリスクとは?
業務上で使用する法人スマホの充電があまり持たない状態は、できるだけ避けたいものです。その理由は、連絡不能による「業務遂行上のリスク」と「セキュリティコンプライアンス上のリスク」の両面で、深刻な問題を引き起こす可能性があるからです。
業務遂行上のリスク
外出中に従業員のスマホの充電が切れると、上司・同僚・取引先と連絡がとれず、商談遅延、緊急対応の遅れ、顧客対応ミスなどにつながることも考えられます。
テレワークやフィールドワークで、法人スマホを業務アプリ・多要素認証・チャットなど、必須ツールとして使用する場合、スマホの充電が切れることは業務遂行上のリスクとなるのです。
セキュリティコンプライアンス上のリスク
法人スマホのバッテリーが持たないために、従業員が私物のスマホで業務連絡やデータのやりとりを始めてしまうと情報管理が分散し、情報漏洩のリスクが高まります。また、バッテリー残量を気にして、不特定多数が使う充電ポートや、信頼性が不明なケーブル・アダプターを利用してしまうと、マルウェア感染やデータ盗難のリスクが生じる懸念もあります。
法人スマホは、バッテリー残量を気にせず業務に集中できる機種を従業員に携帯させることが、業務効率化とリスク回避の両面において重要です。
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まとめ
スマホのバッテリーを長持ちさせるためには、満充電や高温状態を避け、適切なタイミングで充電を行う意識を持つことが大切です。また、急速充電器やモバイルバッテリーなどを上手に併用することで、日々のスマホの利便性を高めることができます。
「バッテリーの減りが早い」「充電がなかなか終わらない」といった状況にお悩みが続く場合は、機種変更の検討も1つの選択肢です。法人契約を検討中の企業の皆さまは、「NTTドコモビジネスオンラインショップ」にお気軽にお問い合わせください。
- 本記事は2025年12月時点の情報をもとに作成されています。