MNP予約番号とは?取得方法や有効期限、乗り換え時の注意点を解説

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2026.1.21

MNP予約番号とは?取得方法や有効期限、乗り換え時の注意点を解説

携帯電話会社の乗り換えを検討する際、多くの方は、現在使用している電話番号をそのまま引き継ぎたいと考えるのではないでしょうか。このとき、乗り換えの手続きに必要になることがあるのが「MNP予約番号」です。

MNP予約番号の取得方法や有効期限を事前に知っておくことで、携帯電話会社の乗り換え手続きをスムーズに進めることができるでしょう。

そこでこの記事では、MNP予約番号の基礎知識や注意点のほか、よくあるトラブルと対処法について解説します。また、法人契約と個人契約の場合のMNP手続きの違いについても紹介していますので、参考にしてください。

MNP予約番号とは?

スマホを持つ手元

MNPは、Mobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略称です。これは、現在契約している携帯電話の番号を変更することなく、別の携帯電話会社へ乗り換えることができる制度を指しています。
MNPは2006年10月から開始され、ユーザーの利便性の向上と、通信事業者間の競争を促進することが主な目的です。そして、この制度を利用する際に発行されるのが、MNP予約番号となります。

MNP予約番号の役割 ​

MNP予約番号は、乗り換え先の携帯電話会社に対して、「この電話番号の引き継ぎを、元の契約者が正式に許可しました」と証明するための、10桁の重要な整理番号です。

この番号を乗り換え先の携帯電話会社に提示することで、電話番号の引き継ぎが可能となります。なお、予約番号を取得しただけで、現在の携帯電話会社との契約が自動的に解除されることはありません。乗り換え先での契約が完了し、新しいSIMが開通した時点で、元の契約は自動的に解約となる仕組みです。

MNP予約番号には有効期限がある

MNP予約番号の発行後、実際に乗り換え先で契約手続きを完了させるまでには、時間的な制限があります。この期限を守ることが、スムーズな乗り換えには不可欠です。

有効期限は15日間

MNP予約番号には、発行日を含めて15日間の有効期限が定められています。期限を過ぎた場合は、取得した予約番号は自動的に無効となり、再取得が必要です。

また、乗り換え先の携帯電話会社によっては、独自に有効期限の残りの日数に条件を設けている場合があります。特に、オンラインでのお申し込みでは、手続き中に郵送期間などが発生するため、10日以上の有効期限が必要とされていることが多いです。
店舗でのお申し込みであれば有効期限が短くても受け付けてもらえる場合がありますが、余裕を持って乗り換え手続きを行うためにも、予約番号の取得後、すぐに申し込むことが推奨されます。

有効期限が切れた場合は再取得できる

MNP予約番号の有効期限が切れてしまっても、現在の携帯電話会社との契約が自動的に解除されてしまうといった心配はありません。有効期限が切れても現在の契約は継続され、あらためてMNP予約番号を取得すれば、引き続き乗り換え手続きが可能です。
予約番号の取得自体に費用はかかりませんが、乗り換え先のキャンペーンの申込期限が迫っている場合は、特典を逃す可能性があります。

MNP予約番号が不要のMNPワンストップ方式

スマホ操作中

MNPワンストップ方式とは、従来必要であったMNP予約番号が不要な、2023年5月から導入された制度です。この方式を利用すると、ユーザーは乗り換え先の携帯電話会社のWebサイトから、直接お申し込み手続きをするだけで済みます。

ただし、この方式を利用できるのは、乗り換え元と乗り換え先の両方の携帯電話会社が、MNPワンストップ方式に対応している場合で、かつオンラインでの手続きに限られるため注意が必要です。

MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号を取得するには、「オンライン」「電話」「店舗」の3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

■MNP予約番号の3つの取得方法

取得方法 メリット デメリット
オンライン
  • 24時間いつでも対応可能
  • 待ち時間がない
  • システムメンテナンス中は利用できない場合がある
  • 不明点をリアルタイムで直接聞けない場合が多い
電話
  • 不明点を直接オペレーターに質問できる
  • 通話料はかからず、手軽に行える
  • 受付時間に制限がある
  • 混雑時は待ち時間が長くなることがある
店舗
  • 対面で詳しい説明を受けられる
  • スタッフにサポートしてもらえる
  • 待ち時間が長い(来店予約を推奨)

オンラインでの取得

現在契約している携帯電話会社の会員向けサイトから、MNP予約番号をオンラインで取得することができます。一般的には、各キャリアの会員サイトから行えます。

NTTドコモ(法人契約)の場合は、Webサイト「NTTドコモビジネスオンラインショップ」からお申し込みが可能です。「ビジネスdアカウント」でログインし、「ご注文・お手続き」から「MNP予約番号の発行」へと進んでください(契約内容によってはWebで手続きができず、ドコモの携帯電話から局番なしの「151(無料)」へお電話いただくか、ドコモショップでの対応となる場合があります)。

この方法は24時間いつでも手続きが可能で、待ち時間がありません。手続きは5~10分程度で完了し、MNP予約番号が発行されます。オペレーターとの会話が不要なため、スムーズに取得できる点もメリットです。

電話での取得

各キャリアのMNP窓口に電話をかけて、MNP予約番号の取得を行うこともできます。受付時間は限られており、混雑時は待ち時間が長くなることがある点はデメリットです。また、オペレーターとの会話が必要となるため、乗り換えを思い留まらせるための案内や、乗り換えに関するアンケートを受ける可能性があるでしょう。
一方で、不明点をオペレーターに直接質問できるため、初めての乗り換えで不安がある方に適しています。

店舗での取得

携帯電話会社のキャリアショップや直営店の窓口で、MNP予約番号を取得することが可能です。本人確認書類を用意し、スタッフに乗り換えの意思を伝えることで手続きを進められます。

この方法は、対面で詳しい説明を受けられるため、疑問点を解消しながら手続きを進めたい場合に便利です。しかし、待ち時間が長くなることが多いため、予約しての利用をおすすめします。

MNPを利用した乗り換えの手順

PCの上にカード

MNPを利用した乗り換えは、どのように進めればいいのか迷う方も多いかもしれません。ここからは、一般的な乗り換えの手順について解説します。

1. 事前準備

乗り換え先の携帯電話会社の料金プランから、ご自身の利用状況に合ったものを選びます。また、現在の契約内容を確認し、契約解除料や端末の残債がないかをチェックしてください。
新しい契約に必要な本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)や、クレジットカードまたは銀行口座情報も準備しておきましょう。

2. MNP予約番号の取得

現在契約している携帯電話会社からMNP予約番号を取得します。取得した予約番号と有効期限は、お申し込み時に必要となるため、メモまたはスクリーンショットで記録し、すぐに確認できる状態にしておきましょう。有効期限に注意し、取得後はすみやかに契約手続きを開始することが大切です。

3. 乗り換え先での契約

MNP予約番号を取得後、乗り換え先の携帯電話会社にお申し込みを行います。オンラインまたは店舗でMNP予約番号を提示して、本人確認書類や支払い情報を提出します。最後に契約内容の確認と同意を行い、契約手続きは完了です。

4. 開通とデータ移行

新しいSIMカードを端末に挿入、またはeSIMのダウンロードを行い、開通手続きを始めます。開通(切り替え)が完了した時点で、元の携帯電話会社との契約は自動的に解約されます。
電話帳や写真などのデータをバックアップから新しい端末に復元し、必要に応じて各種アプリの再設定を行うことで、新しいスマホを使用できるようになります。

MNP乗り換え時の注意点

MNPでの乗り換えをスムーズに行うためにも、いくつか気をつけておきたい点があります。主な注意点は、下記のとおりです。

解約金と契約期間

かつての携帯電話契約では、更新月以外に解約すると高額な契約解除料が発生することが一般的でした。しかし現在、NTTドコモをはじめとする大手キャリアでは、解約金(定期契約の解除料)は全面的に廃止されています。「更新月まで待たないと損をする」といった心配は、現在の主要な契約においてはほぼ不要となっています。
ただし、法人契約の一部や、特定の格安SIMサービスなどでは、依然として独自のルールが残っている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

端末の残債

分割払いで購入した端末の支払いが残っている場合、携帯電話会社を乗り換えた後も引き続き支払いが必要です。残債を一括精算するか、引き続き分割で支払うかを選択できますので、乗り換え前に残債の金額や支払い状況を確認するようにしてください。

キャリアメールの扱い

MNPで乗り換えると、元の携帯電話会社で提供されていたキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は使えなくなります。
ただし、主なキャリアが提供する「メール持ち運びサービス」を利用すれば、月額330円(税込)程度でメールアドレスを引き続き使用することが可能です。

ポイントの引き継ぎ

MNPで乗り換えをする際、見落としがちなのが現在の携帯電話と紐付けているポイントの存在です。

キャリアポイント(dポイントなど)は、事前にキャリアIDとの連携を済ませておけば、解約後も失効せず引き続き利用可能です。乗り換え前に、自身のポイントがIDと正しく紐付いているかを必ず確認してください。
ただし、解約に伴い、回線継続が条件の期間限定ポイントは消滅する可能性があります。

MNP利用時のよくあるトラブルと対処法

スマホを持ち悩んでいる

MNPの乗り換え手続き中に発生しやすいトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。その対処法について、詳しく見ていきましょう。

予約番号が発行されない

オンライン手続きなどでエラーが発生した場合、予約番号がすぐに発行されないことがあります。その際には、電話や店舗での取得を試してみてください。
また、料金の未払いがある場合は、MNP予約番号が発行されないことがありますので、未払い分を精算してから再度手続きを行いましょう。

乗り換え先で審査に落ちてしまった

MNP予約番号を取得しても、乗り換え先の携帯電話会社の審査に落ちてしまう可能性があります。契約者側に過去の料金滞納や信用情報に問題がある場合、審査に通らないことがあるからです。
このようなケースでは、「別の携帯電話会社に相談する」「プリペイドプランを選択する」「家族名義での契約を検討する」といった方法があります。

開通手続きがうまくいかない

新しいSIMカードを挿入し、開通手続きを行っても、通信や通話ができないことがあります。このようなときは説明書を読んで、SIMカードの挿入方向や位置を確認してください。

また、端末を再起動し、ネットワーク設定をリセットすると解決することがありますので、試してみましょう。それでも解決しない場合は、乗り換え先のサポート窓口に問い合わせ、手順の確認や遠隔サポートを受けることをおすすめします。

法人契約と個人契約のMNP手続きの違い

法人契約におけるMNP手続きは、「法人の実在証明」と「担当者の正当性」を証明するための準備が必要です。MNP手続きをスムーズに進めるためにも、個人契約する場合との違いについて知っておきましょう。

MNP手続きに必要なもの

法人契約の乗り換えでは、会社の実在を証明する書類として、発行から3カ月以内の「履歴事項全部証明書」または「印鑑証明書」の原本が必要です。
さらに、実際に手続きを行う担当者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)と、その方が会社に在籍していることを証明する「社員証」や「名刺」も用意します。担当者が代表者ではない場合は、キャリアによって代表者印が押印された「委任状」を求められることもあるためご注意ください。

また、毎月の支払い設定のために、法人名義のクレジットカードや銀行口座の情報のほか、契約書類への捺印に使用する法人印(社印)を準備しておくと手続きがスムーズです。

MNP手続きをする際の注意点

法人契約の場合、MNPワンストップ方式が利用できないため、MNP予約番号の取得が必須となります。
MNP予約番号を取得するには、乗り換え前後の契約者情報(法人名や所在地)が完全に一致していることが条件です。そのため、登記情報の変更がある場合は、あらかじめ乗り換える前のキャリアで登録内容を更新しなければなりません。

なお、法人の審査は個人契約よりも慎重に行われ、書類の準備も必要となるため、一般的に開通までに時間がかかります。また、解約と同時に、乗り換える前のキャリア独自の法人向け管理サービスが、利用できなくなる点にも注意が必要です。

法人契約の乗り換え手続きのご相談は「NTTドコモビジネスオンラインショップ」へ

「NTTドコモビジネスオンラインショップ」では、企業の課題を解決する各種モバイルを豊富に取り揃えております。
法人契約はオンラインでお手続きができ、ドコモショップへ来店することなく、24時間365日いつでもお申し込みが可能です。事務手数料も無料(一部対象外)で、Web上で法人契約の手続きが完結します。

法人専用の料金プランも多数ご用意していますので、どの機種が良いか迷った際や、複数台の乗り換えをご検討される際には、ぜひお問い合わせください。

まとめ

MNP予約番号は、携帯電話の乗り換えをスムーズに行うために必要な番号です。この番号の役割や有効期限、そして取得方法について知っておくことで、予期せぬトラブルを避け、快適に乗り換えが可能になります。特に、解約金や端末の残債、キャリアメールの扱いなど、金銭やサービスに関わる部分は、事前にしっかりと確認しておきましょう。

「現在の料金プランが合っていない」「アフターフォローに不安を感じている」といった状況にお悩みの方は、携帯電話会社の乗り換えも1つの選択肢です。法人契約を検討中の企業のご担当者様は、「NTTドコモビジネスオンラインショップ」にお気軽にお問い合わせください。

※本記事は2025年12月時点の情報をもとに作成されています。

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