SIMピンがない!家にあるもので代用する方法とSIMカードの取り出し方

SIMピンとスマホの画像
2026.1.29

SIMピンがない!家にあるもので代用する方法とSIMカードの取り出し方

スマホのSIMカードを入れ替えようとして、「SIM取り出し用ピンが見つからない」「代わりになるものが思いつかず困った」という経験がある方も多いのではないでしょうか。また、「SIMカードを傷つけずに取り出せるか不安」という声も少なくないようです。

そこでこの記事では、SIM取り出し用ピンの正しい使い方や代用できるもののほか、紛失時の入手方法とSIMカードの取り扱いで起こりがちなトラブルについて解説します。SIM取り出し用ピンの利用頻度が高い、法人スマホにおける対策についてもまとめていますので、参考にしてください。

SIM取り出し用ピンとは?

SIM取り出し用ピンとは、スマホを購入した際、取扱説明書とともに同封されている小さな金属製のツールのことです。普段はあまり意識することのないものですが、必要になる場面も少なくありません。
まずは、SIM取り出し用ピンの基本情報について知っておきましょう。

SIM取り出し用ピンの名称と形状

SIM取り出し用ピンは、「SIM取り出しツール」や「SIMトレイイジェクトピン」など、さまざまな名称で呼ばれています。
形状は、持ち手となるパーツから、細い針のような突起が出ているのが一般的です。多くのスマホや端末で共通して使用できますが、機種やメーカーによってピンの太さや長さがわずかに異なる場合があります。

スマホにSIMピンが刺さっている画像

SIM取り出し用ピンの役割

SIM取り出し用ピンの役割は、スマホやタブレットなどの端末内部に格納されている「SIMトレイ」を物理的に押し出すことです。
多くのスマホは、防水性能を高めたりデザインをスッキリさせたりするために、バッテリー一体型の構造を採用しています。そのため、SIMカードを挿入する場所は、外部から直接ふれられないようなトレイ式になっており、このトレイを引き出すためのSIM取り出し用ピンが必要となるのです。

SIM取り出し用ピンの使い方

スマホの側面にある小さな穴(直径1mm程度)にSIM取り出し用ピンを差し込むと、内部のレバーが押され、バネの力でトレイが数ミリ程外側に飛び出します。

飛び出したトレイを指でつまんで引き出し、SIMカードをセットした後は、指でゆっくりとトレイを押し戻します。この際、トレイが最後までスムーズに戻らない場合は無理に押し込まず、一度引き出してSIMカードが浮いていないかなどを確認してから再度装着してください。

SIM取り出し用ピンが必要になるシーン

SIMカードの画像

SIM取り出し用ピンは、SIMカードの入れ替え作業で欠かすことができません。必要となる主なシーンは、下記のとおりです。

SIMカードの交換(キャリアの移行やサイズ変更)

格安SIMへの乗り換えや、キャリア間の移行(MNP)を行う際、新しい通信会社のSIMカードに入れ替える必要があります。古いSIMカードを取り出して交換する作業が発生する際に、SIM取り出し用ピンがあると便利です。

海外旅行・出張での現地SIM利用

海外旅行の際、高額なローミング費用を抑えるために、現地の空港などで販売されているプリペイドSIMを購入することがあります。その際、日本で使っているSIMカードを抜いて現地SIMに入れ替えるために、旅先でもSIM取り出し用ピンが必要になる場合があるでしょう。

eSIM移行や複数SIM運用時

SIMカードを、最近主流になりつつある「eSIM(物理的なカードがないSIM)」に切り替える際、以前まで使っていた物理SIMは不要になります。入れたままでも動作はしますが、不要なSIMカードを抜く際に、SIM取り出し用ピンがあるとスムーズです。
また、サブ回線として別のSIMカードを入れ直す際にも、SIM取り出し用ピンがあると便利です。

SIM取り出し用ピンの代用品として使えるもの・使えないもの

クリップの画像

SIMカードを入れ替えたいのに、SIM取り出し用ピンが見つからないという状況は、よくあるようです。SIM取り出し用ピンの代用品として利用できるものと、できないものについて、それぞれご紹介します。

代用品として推奨されるもの

SIM取り出し用ピンの代用品として好ましい形状は、先端が細すぎず、程良い強度と硬さがあるものです。「穴に入る細さ」「折れない強度」「押し込める硬さ」がそろっているものに、ペーパークリップがあります。

・ペーパークリップ
事務用品として利用されているペーパークリップ(ゼムクリップ)を伸ばして使用します。標準的な楕円形タイプは先端が平らなため、内部のボタンを均等に押しやすく、端末を傷つけるリスクは低いでしょう。

代用品として使ってはいけないもの

一見、SIM取り出し用ピンの代用品として使えそうな形状でも、スマホの故障に直結する危険なものがあります。下記のものは、SIM取り出し用ピンの代用品には適してはいませんので、ご注意ください。

・楊枝や竹串
木や竹は強度が低く、穴に差し込んで力を入れた瞬間に、先端が中で折れてしまうことがあります。穴に木片が詰まるとトレイが開かなくなり、修理に出さなくてはいけなくなる可能性があります。

・シャープペンシルの芯
シャープペンシルの芯は、先端は尖っていますが、非常にもろいです。少しの圧力がかかるだけで粉々に砕けてしまうため、代用品には不適切といえます。

・安全ピンや針(縫い針)
安全ピンや針を代用品とすると、細すぎて内部のレバーをうまく押せないだけでなく、鋭すぎてレバーを傷つけてしまう可能性があります。

SIM取り出し用ピンを紛失した場合、どこで入手できる?

SIM取り出し用ピンを紛失したが、純正品やそれに近いものが欲しいという方もいるでしょう。SIM取り出し用ピンが必要な場合は、どこで手に入れればいいのでしょうか。

家電量販店やオンラインショップで購入する

家電量販店のスマホアクセサリー売り場では、各社共通のSIM取り出し用ピンが、モバイルツールとして販売されています。
オンラインショップではお得なセット販売がされている場合もあり、紛失時のストック用としてもおすすめです。

キャリアショップではサポートを受けられる

キャリアショップでは、SIM取り出し用ピン単体での商品販売は一般的にしていません。しかし、SIMカードの入れ替えに困って来店した場合、店頭の備品を貸してもらえたり、スタッフがその場でトレイを開ける作業をサポートしてくれたりすることもあります。
SIM取り出し用ピンを紛失して困ったときは、お近くのキャリアショップへ相談しましょう。

SIM取り出し用ピンによるSIMカードの正しい入れ替え方

スマホにSIMカードを挿入している画像

SIMカードは、電話番号や契約者情報が記録された、デリケートなICチップです。そのため、入れ替える際には、絶対に傷つけないようにすることが重要です。下記の手順を参考に、慎重に扱いましょう。

<SIMカードの一般的な入れ替え手順>
1. 端末の電源を切る(故障防止のため、必ず電源をオフにする)
2. トレイの位置を確認する(本体の側面にある、小さな穴が開いた長方形の枠を探します)
3. SIM取り出し用ピンを穴に差し込み、トレイを引き出す
4. トレイから古いSIMカードを取り出し、新しいSIMカードをセットする
5. トレイをもとに戻す
6. 電源を入れ、通信を確認する

SIM取り出し用ピン使用時の注意点

SIM取り出し用ピンは、スマホ本体に対して垂直に、かつゆっくりと挿入することが重要です。

斜めに挿したり、穴の内部でピンの先端を上下左右に動かして無理矢理トレイを浮かせようとしたりすると、内部のイジェクト用レバーやバネを損傷させ、二度と開かなくなるおそれがあります。軽い力で押し込んでもトレイが出てこない場合、過度な力を加えるのは避けましょう。
挿入角度がわずかにずれている可能性があるため、一度SIM取り出し用ピンを抜き、穴の奥にあるボタンを正面から捉えているか確認しながら、慎重に作業を行ってください。

SIMカードを入れ替えて通信ができなければ、APN設定を確認する

SIMカードを入れ替えて通信ができない場合は、APN設定(アクセスポイント名設定)を確認してみてください。
契約したSIMカード提供元のWebサイトなどで、ユーザー名、パスワード、APN名などを確認し、下記の手順に従ってAPN設定を行いましょう。

<iPhoneのAPN設定の手順>
SIMカードの提供元から指定された「構成プロファイル」をダウンロードし、インストールする

  • 一部のキャリアやプランでは、「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」から手動入力する場合もあります。

<AndroidのAPN設定の手順>
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→APNを手動入力または自動設定する

  • バージョンや機種により、操作や名称は異なる場合があります。

SIMカードの入れ替え時に発生するPINコードのトラブル

スマホをタップしている画像

SIMカードの入れ替え直後に、PINコードの入力を求められた際には、慎重な操作が必要です。PINコードは、第三者によるスマホの不正利用を防ぐための暗証番号ですが、入力を3回連続で間違えるとSIMカードにロックがかかり、通信機能が停止してしまいます。

万が一ロックがかかってしまった場合には、解除のために「PUKコード(個人識別解除キー)」と呼ばれる8桁の番号が必要です。
この番号は、SIMカードが取り付けられていたプラスチック製の台紙に記載されていたり、キャリアの会員ページなどで確認ができたりします。しかし、PUKコードの入力も10回連続で間違えてしまうと、完全ロック状態となります。

こうなると、自力での復旧は不可能になり、キャリアショップでSIMカードを再発行しなければなりません。再発行には手数料が発生するため、コードが不明な場合は無理に入力をせず、契約先のカスタマーセンターに相談しましょう。

法人スマホではSIM取り出し用ピンの利用頻度が高い

法人スマホは個人利用に比べて、SIM取り出し用ピンの利用頻度が高い傾向があります。その理由と、SIMカードの入れ替えが増えることによるリスクについて見ていきましょう。

SIMカードの交換頻度が高くなる理由

法人スマホにおいて、SIMカードの交換頻度が高くなる主な理由は、従業員の入退社に伴う再割り当てや、端末の共有利用による頻繁な出し入れなどが挙げられます。
加えて、海外出張時に現地のSIMカードに入れ替えることがある点も、頻度を押し上げる一因と考えられます。

SIMカードの紛失対策

SIMカードは、入れ替える機会が多いほど紛失する可能性が増えていきます。そのため、SIMカードを紛失した場合に備え、SIM取り出し用ピンの保管場所をルール化することが重要です。

また、SIMカードを使わないeSIMを導入することも、紛失対策として有効といえるでしょう。ただし、SIMカードの紛失によって、電話番号や認証情報が悪用される可能性があるため、十分な注意が必要です。

法人スマホにおけるeSIMのご相談は「NTTドコモビジネスオンラインショップ」へ

SIM取り出し用ピンの管理やSIMカードの紛失といったリスクを根本から解消する方法として、eSIMの導入が有効です。スマホ本体のチップに情報を書き込むため、入れ替え作業が不要になり、「SIM取り出し用ピンがない」「スロットを破損してしまった」「SIMカードを紛失した」といったトラブルを大幅に減らせます。

「NTTドコモビジネスオンラインショップ」では、eSIM端末の新規契約はもちろん、既存の物理SIM回線からeSIMへの切り替え手続きも、スムーズにWeb上で完結可能です。事務手数料も無料(一部対象外)なため、導入コストを抑えながら、業務の合間にスマートに手続きを進めることができるでしょう。法人運用において、物理的なツールの管理からも解放され、運用コストの削減とセキュリティ強化を同時に実現できるのです。情報漏洩やウイルス感染などにつながる不適切なサイトへのアクセスを遮断できる「ビジネスアクセスマネージャー」も、オプションサービスとしてご用意しています。

さらに、現在「SPECIAL SALE」を実施中です。ビジネスに最適なスマホや高機能端末が、お得な特別価格でそろっており、初期投資を抑えつつ故障対応・資産管理の運用負担軽減につながるのではないでしょうか。

まとめ

SIM取り出し用ピンは、スマホの機種変更やキャリアの乗り換え時など、SIMカードを入れ替える際に必要なツールです。いざというときに手元にないと、新しいスマホへの移行がスムーズに進まないことがあるかもしれません。
また、SIMカードの交換頻度が高い法人スマホの場合、SIM取り出し用ピンやSIM自体の紛失がセキュリティ問題に直結します。こうしたリスクを根本から解消するために、eSIMへの切り替えを検討するのも1つの手です。

スマホの新規購入や、機種変更などをお考えでしたら、「NTTドコモビジネスオンラインショップ」にお気軽にお問い合わせください。

  • 本記事は2026年1月時点の情報をもとに作成されています。
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