スマホのバッテリー交換はいつ行う?目安やサイン、修理方法を解説
スマホを利用していて、「最近は充電が1日持たなくなった」と感じることがあるかもしれません。スマホを長く快適に利用できるかは、内蔵されているバッテリーの寿命が大きく関わっています。
バッテリーが劣化したまま放置すると、大切なデータを消失するリスクがあり、最悪の場合はスマホ自体の故障や重大な事故につながる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、スマホのバッテリー交換を検討すべき具体的なサインや劣化を早める原因のほか、修理を依頼できる場所などについて解説します。また、法人スマホの故障が業務に与える影響についても詳しく見ていきましょう。
目次
スマホのバッテリー交換を検討すべき具体的なサイン
スマホのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、充電・放電を繰り返すことで少しずつ劣化していく消耗品です。バッテリー交換時期を見極めるには、日々の使用感や設定画面での確認が重要です。
下記のような症状が見られる場合は、バッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。
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<スマホのバッテリー劣化の主な症状>
- 充電の減りが以前より明らかに早い
- フル充電しても数時間で残量がなくなる
- 電源が突然落ちる
- 再起動を繰り返す
- バッテリーの最大容量が80%を下回る
- スマホが手に持てないほど高温になる
- 使用中や充電中に異常な熱を持つ
これらの症状を放置すると、スマホ使用時の利便性が損なわれるだけでなく、基板などの内部パーツに負荷がかかり、電源が入らなくなるような深刻な状態となるおそれがあります。
バッテリーの最大容量については、スマホの設定画面から確認できる場合もあります。充電の最大容量が80%未満と表示されていたら、バッテリーの交換を検討する時期といえるでしょう。
スマホのバッテリーの寿命を縮める主な原因
バッテリーの寿命は、一般的に2年程度といわれていますが、使い方次第で劣化のスピードは変わります。特に下記のような使い方は、バッテリーに過度な負荷をかける原因となるため注意しましょう。
高温や低温の環境での使用・放置
直射日光のあたる場所や真夏の車内、冬場の極端に寒い場所などでの使用・放置は、バッテリーの劣化を早めます。
充電しながらのスマホ操作
充電しながら動画視聴やゲームなどの高負荷な操作を行うと、内部で発熱が起こり、バッテリーを劣化させる原因となります。
バッテリーを0%で放置、または100%の状態で充電し続ける
スマホのバッテリーは、ある程度の残量を保ちつつ、こまめに充電をして使用する設計となっています。そのため、バッテリーの残量がゼロの状態で放置することは、劣化を促進させる原因となるため注意しましょう。反対に、フル充電(100%)のまま充電し続けることも、バッテリーへの負担につながります。
スマホのバッテリー交換はどこに依頼する?
バッテリーの交換が必要だと感じたとき、依頼先は大きく分けて3つあります。それぞれのメリットと注意点を知り、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
正規修理をメーカーに依頼する
スマホのバッテリー交換を行う際には、各メーカーに直接、正規修理を依頼する方法があります。
メーカー修理は、純正部品が使用されるため安心感が高く、修理後の動作保証も充実している場合が多いでしょう。メーカーの有料保証プランに加入していれば、負担が少なく済む場合もあります。
注意点としては、有料保証プランなどに加入していなければ、費用が比較的高くなる傾向があることです。また、持ち込み修理(要予約)で当日対応してもらえる場合もありますが、基本は翌日以降の予約や配送による預かり修理が多く、完了までに数日から10日程度の期間を要することがあります。
スマホのキャリアに依頼する
バッテリーの交換は、契約しているスマホのキャリアショップや、オンライン窓口に依頼する方法もあります。店頭やオンラインで手軽にお申し込みができるだけでなく、加入している補償サービスがあれば、費用を抑えてバッテリーを交換できる可能性があるでしょう。
また、代替機の貸出サービスを受けられる場合がある点も、利用者にとってはメリットです。
ただし、キャリアに依頼をしても、実際の修理はメーカーで行われることが多いため、修理期間についてはメーカーへ直接依頼する場合と大きく変わらないことがあります。
街の修理店に依頼する
ショッピングモールなどに入っている、メーカー非公認の修理店にバッテリーの交換を依頼する方法もあります。費用を抑えられ、即日交換など短い時間で完了できる場合があるので、急な故障で困ったときなどの手段として利用可能です。
しかし、修理の際には、純正品ではないパーツが使用される可能性や、一度でも非公認店で修理を行うと、その後のメーカー保証やキャリアの公式サポートが受けられなくなるリスクがあります。
また、修理店の技術力も依頼する場所によって異なるため、緊急でない場合は、料金・評判などを比較して慎重に選びましょう。
スマホのバッテリーを使い続けるリスク
「まだスマホは動いているから」と、劣化したバッテリーを使い続けることには、いくつかのリスクが伴います。バッテリーが劣化するとどのようなトラブルが起きるのか、具体的に見ていきましょう。
動作の遅延と故障
バッテリーが劣化すると、スマホの動作の遅延や故障につながることがあります。バッテリーの状態が悪化した場合、予期せぬシャットダウンを防ぐために、システムが処理性能を一時的に制御することが理由です。その影響で、アプリの起動が遅くなったり、動作がスムーズでなくなったりと、使用時にストレスを感じるような場面も出てきます。
劣化が進むと、このような制御を行っても安定した動作を維持できなくなり、操作中に突然電源が落ちるといった故障につながることもあるでしょう。
膨張と破損
バッテリーに使用されているリチウムイオン電池が劣化すると、内部でガスが発生し、バッテリーが膨張することがあります。バッテリーが膨らむと、スマホの画面が浮き上がったり、背面が変形したりして、スマホそのものを破損させるおそれがあるためご注意ください。
さらに、内部の部品が圧迫されることで、画面割れやタッチ操作の不具合、ボタンが反応しにくくなるといった故障につながる可能性もあるでしょう。バッテリーの膨張を感じたら、スマホの使用を中止し、メーカーやキャリアに問い合わせることが大切です。
発熱・発火
バッテリーの劣化が進むと、内部ショートを起こしやすくなり、異常な発熱から発火などの事故を招く可能性も否定できません。本体が膨らんでいる、あるいは異常に熱いと感じた場合は、すぐにスマホの使用を中止してください。
なお、バッテリーで使用されるリチウムイオン電池は、強い圧力がかかった場合も発火する危険があるため、一般的なゴミ箱に捨てることはできません。
異常のないバッテリーであれば家電量販店や自治体の回収ボックスなどを利用できますが、膨張・変形したバッテリーは対象外です。処分する際には自治体やメーカーに問い合わせるなど、適切な方法で処分しましょう。
スマホのバッテリーの劣化を防ぐ使い方
少しでもスマホのバッテリーを長持ちさせるには、どのように使用したらいいのでしょうか。続いては、バッテリーの劣化を防ぐスマホの使い方について見ていきましょう。
充電を20~80%に調整する
スマホを充電する際には、残量を常に100%に保つのではなく、20~80%を目安に調整することが大切です。
バッテリーに使用されるリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返しながら使われることを前提に設計されているため、バッテリー残量が極端に少ない状態やフル充電の状態を避けるといいでしょう。ある程度の残量を保って使用することで、電池への負担を抑えやすくなります。
スマホが熱を持たないようにする
スマホの過度な発熱によって、バッテリーの劣化は進みます。そのため、充電中にスマホが熱を持たないよう、厚手のケースを外したり、風通しのいい場所で充電したりすることを心掛けてください。
また、充電中のゲームや動画の視聴など、負荷が重なって発熱を起こすような状況も、できるだけ避けることが大切です。
ほかにも、夏場の車内など高温になる場所にスマホを放置すると、バッテリーの劣化や故障につながるおそれがあります。スマホの保管環境にも、十分注意しましょう。
設定を見直し、充電回数を減らす
バッテリーの劣化を防ぐには、電力消費や発熱を抑え、充電回数を減らすことが大切です。
例えば、画面の明るさを暗めに調整する、使っていないWi-FiやBluetoothをオフにする、アプリのバックグラウンド動作を制限するといった設定の見直しにより、電力消費を抑えられることがあります。
法人スマホのバッテリーの劣化によるリスクを避ける方策
法人スマホを導入している場合、バッテリーの劣化によって急に使用できなくなると、業務に影響を及ぼすおそれがあります。
どのような対策が有効なのか、詳しく見ていきましょう。
法人スマホの機種交換はリスク管理の1つ
一般的に、法人スマホの交換サイクルは、2~3年程度が目安といわれています。企業で利用するスマホは、各端末がいつ導入され、どの程度の期間使用されているのかを把握し、一定期間が経過した端末は計画的に入れ替えていかなければなりません。
多くの台数を導入している場合、個別の修理や交換は、管理している担当者にとっても大きな負担となるでしょう。
バッテリーの状態を定期的に確認することも有効
法人スマホのバッテリーの劣化によるリスクを避けるためには、個人に任せきりにせず、組織として状態を把握することも1つの対策となります。例えば、年に一度の棚卸などのタイミングで、端末のバッテリーの最大容量を報告してもらうといった運用です。
iPhoneや一部のAndroid端末では、設定画面からバッテリーの最大容量(新品時を基準とした現在のバッテリーの充電可能量の割合)を確認できるため、「80%を下回ったら報告する」といったルールを決めておくことで、バッテリーの状態を把握することができるでしょう。
また、導入時や運用中に、バッテリーの劣化を遅らせる設定を組織全体で統一しておくことや、バッテリーの負荷を軽減する使い方を従業員に共有しておくことも有効です。
バッテリーのトラブルや故障に備える「NTTドコモビジネスオンラインショップ」のサービス
法人スマホのバッテリーが劣化し、交換や買い替えが必要になった際の手続きは、担当者にとって手間のかかる作業となります。「NTTドコモビジネスオンラインショップ」では、こうしたバッテリートラブルや故障時のリスクを軽減するサービスを提供しています。
例えば、「smartあんしん補償」というサービスを合わせてご活用いただくことで、万が一の故障の際にも、修理代金のサポートや、交換電話機(リフレッシュ品)の迅速な提供を受けることが可能です。トラブルが起きた端末を使い続けるリスクを避け、業務への影響を最小限に抑えることができます。
また、「NTTドコモビジネスオンラインショップ」なら、ドコモショップへ来店することなく、24時間365日、いつでもお申し込みが可能です。事務手数料も無料(一部対象外)で、Web上で法人契約の手続きが完結します。
「ドコモBiz かけ放題」「ドコモBiz データ無制限」といった法人専用料金プランも充実しており、業務における通話やデータのやりとりが多い場合も、安心してご利用いただけます。
まとめ
スマホのバッテリー交換は、充電の減りの早さや動作の状態、あるいはバッテリーの最大容量が80%を切ったタイミングなどを目安に行うとスムーズです。交換せずに使い続けると、故障だけでなく、本体の膨張・発熱といった安全上のリスクも高まるため、早めの対応が大切といえます。
この機会に、現在使用しているスマホの利用状況を、一度見直してみてはいかがでしょうか。お仕事でのスマホ利用や管理は、サポート体制が整っている「NTTドコモビジネスオンラインショップ」にお気軽にお問い合わせください。
- 本記事は2025年12月時点の情報をもとに作成されています。