光回線工事の作業内容は?費用・期間の目安と開通までの流れを解説
光回線を導入し、高速で快適なインターネット環境を整えたいと考えていても、「具体的にどのような工事をするのか」「費用や期間はどのくらいかかるのか」といった不安を感じる方もいるでしょう。
特に、企業のご担当者さまが光回線を導入する場合、業務に支障が出ないよう、事前に正確な情報を把握することが重要です。
そこでこの記事では、光回線工事に関する基礎知識や、建物別の具体的な作業内容のほか、費用や期間の目安について解説します。
また、工事当日までに準備すべきことや、光回線工事が不要のホームルーターについても紹介しますので、導入時の参考にしてください。
目次
光回線工事とは?
光回線工事とは、最寄りの電柱から建物の屋内まで光ファイバーを引き込み、インターネットを利用可能な状態にするための作業です。
お申し込みから開通までの一般的な流れは、下記のとおりです。
<光回線のお申し込みから利用開始までの一般的なフロー>
- お申し込み:Webや窓口から回線事業者にお申し込みをする
- エリア確認・工事日調整:光回線提供エリア内に建物があるか確認が取れた後、工事日を予約する
- 光回線工事:必要な場合は専門業者が訪問し、引き込み工事と機器設置を行う
- 初期設定:ルーターやPCの設定を行い、利用を開始する
物理的に線を引く引き込み工事だけでなく、室内に「ONU(回線終端装置)」などの通信機器を設置し、光信号をデジタル信号に変換できるように設定を行います。
なお、光回線工事には、「派遣工事」と「無派遣工事」の2種類があります。それぞれの内容は下記のとおりです。
派遣工事
電柱から屋内に引き込んだ光ファイバーを、ONUと接続するための専用差し込み口である「光コンセント」がない場合や、新しく回線を引き直す際には、派遣工事が行われます。
専門業者が訪問し、外壁からの引き込みや機器の設置、開通確認をすべて行います。立会人が必要となるのが一般的です。
無派遣工事
すでに屋内に光コンセントが設置されており、設備がそのまま使える場合、無派遣工事を行います。
専門業者の訪問はなく、送られてきたONUを自分で接続するだけで完了します。
工事費用が安く抑えられ、開通までの期間を短縮できるのがメリットです。
建物別・光回線工事の具体的な作業内容
光回線の派遣工事は、建物の形態によって工程や難度は異なります。
建物別の作業内容について知っておきましょう。
戸建て住宅の場合
戸建て住宅は、近くの電柱から光ファイバーを引き込みます。
電話線の配管を利用するか、エアコンのダクトから引き込むのが一般的です。
場合によっては、壁に1cm程度の穴を開けることもあります。
マンション・アパート(集合住宅)の場合
集合住宅は、共有スペースにある「MDF室(主配線盤が設置された部屋)」まで、すでに光回線が届いていることが多いため、そこから各部屋まで配線します。
建物内に既設の配管がある場合はスムーズですが、建物の設備状況や管理規定により、工事内容が制限される場合もあります。
オフィスビルの場合
大規模なオフィスビルでは、各フロアの「EPS(電気配線シャフト)」を経由して、光ファイバーをオフィス内に引き込みます。
OAフロア(床下配線)を活用してデスク周りまで配線するケースが多いため、作業範囲が広くなる傾向があります。
光回線工事の一般的な費用と開通までの期間
光回線の導入を検討する際に知っておきたいのが、費用と開通までの期間です。
特に法人の場合は、計画を立てたり予算を確保したりするため、目安を把握しておく必要があるでしょう。
費用
光回線工事の費用は、建物の設備状況や作業内容によって大きく異なります。
・派遣工事が必要な場合
室内まで光ファイバーを引き込む必要がある場合の費用は、2万~4万円程度が目安です。
戸建てかマンションか、もしくは既存の配管が利用できるかによって変動します。
・無派遣工事で済む場合
すでに室内に光コンセントが設置されており、局内での切り替え作業のみで済む場合、費用は数千円程度となります。
これらはあくまで、基本料金の目安です。土日・祝日に工事を指定する場合や、深夜・早朝の作業、さらにはオフィス内での大規模な配線調整といったケースでは、費用が加算されるでしょう。
また、多くの回線事業者が「工事費実質無料」といったキャンペーンを行っていますが、分割払いの期間中に解約すると残債が一括請求される場合が多いため、注意が必要です。
開通までの期間
光回線工事のお申し込みからインターネットが利用可能になるまでの期間は、下記が目安です。
・通常時
お申し込み後に現地調査(必要な場合)を経て、工事日が確定します。
スムーズに進めば、概ね2週間から1カ月以内には開通します。
・繁忙期
引越しシーズンや新年度の開始時期は、光回線工事を行う専門業者の予約が取りにくくなりますので、1カ月から2カ月以上が目安です。
法人の場合、新年度はオフィス移転や新拠点の設立が重なる時期でもあるため、通常よりも大幅に時間がかかるケースが少なくありません。
インターネット環境の遅れは、業務の停滞に直結します。移転や拠点開設が決まった段階で、エリア確認とお申し込みを済ませておくのが理想といえるでしょう。
万が一、開通が業務開始に間に合わない可能性がある場合は、後述する「ホームルーター」のような、工事不要ですぐに使える代替策を用意しておくと安心です。
光回線工事当日までに準備すべきこと
光回線工事を行うにあたって、特に法人の場合は「工事が中止になる」「開通後にトラブルが発生する」といった事態は避けたいものです。
そのため、光回線工事当日までに、下記のような点を入念に準備する必要があります。
管理会社やオーナーへの事前許可取り
賃貸オフィスやテナントビルでは、共有部のMDF室での作業や外壁からの引き込みが発生するため、管理会社やオーナーへの事前許可が必須です。
既存の配管が利用できず、やむを得ず壁へのビス止めや穴開けが必要になるケースが発生した場合、無断で行うと原状回復トラブルに発展しかねません。必ず事前に工法を伝え、承諾を得ておきましょう。
また、当日にMDF室が施錠されていると作業が中断してしまうため、工事日が決まり次第、すみやかに管理側へ共有してください。
設置場所の決定と作業スペースの確保
ONUやルーターの設置場所は、その後のネットワークの安定性に直結します。コンセントが確保でき、熱がこもりにくい風通しの良い場所を選定してください。
工事当日は配線作業を行うため、電話の主装置付近や配線ルート上にあるデスク・什器などを移動させ、十分な作業スペースの確保も重要です。
事前に設置環境を整えておくことで、作業時間の短縮につながります。
スケジュールの調整(立ち会いが必要な場合)
光回線工事の派遣工事には、原則として立ち会いが必要です。標準的な作業時間は30分~2時間程度ですが、配線状況によってはさらに時間を要する場合もあります。
当日は配線ルートの確認や、急な工法変更への判断を求められることもあるため、ネットワーク構成やオフィス管理に権限を持つ担当者が、前後に余裕を持ったスケジュールで対応できるように調整しましょう。
法人用の光回線工事ならではの特徴
光回線工事は、光ファイバーを屋外から建物内へ引き込むという物理的な工程自体、法人用も個人用も大きな違いはありません。
しかし、導入される機器の種類や、オフィス内での設置環境には、法人特有の特徴があります。
多機能な周辺機器の設置
法人の場合、複数の電話番号の運用や固定IPの使用を前提とした、高機能な「ホームゲートウェイ」が設置されるケースが多いです。
また、「PBX(電話交換機)」と連携させる場合、専門の技術者による接続設定を行われることもあるため、機器の構成がやや複雑になる場合もあります。
また、VPN構築による拠点間通信を行う際などには、利用するサービスに応じて専用のルーターが追加されることも珍しくありません。
通信機器の設置計画が必須
オフィス環境においては、配線の整理と電源の安定性が極めて重要といえます。通信機器は無造作に床置きせず、サーバーラックを設けてほかのネットワーク機器と一括管理するのが一般的です。
その際、将来のメンテナンス性を考慮した配線整理や、停電時の通信遮断を防ぐための「UPS(無停電電源装置)」の設置など、ビジネスの継続性を守るための設置計画が求められます。
これらの機器構成や配置場所については、専門業者と綿密に打ち合わせておく必要があるでしょう。
工事不要なのでスムーズ!5G通信対応のホームルーター「home 5G」
「すぐにネットを使いたい」「光回線工事の立ち会いが面倒」という場合におすすめなのが、「NTTドコモビジネスオンラインショップ」の「home 5G※」です。
このWi-Fiサービスが、法人向けに最適な理由について紹介しましょう。
- 5G通信は5Gエリア内に限られます。5Gサービスエリアは「サービスエリアマップ
」でご確認ください。なお、本サービスは4Gエリアでもご利用になれます。
セキュリティの堅牢さと導入の簡便さを両立
工事不要のホームルーターでありながら、最新のWi-Fiセキュリティ規格「WPA3」に対応し、法人利用に不可欠な安全性を備えています。
また、専用の管理画面から接続デバイスの制限も行えるため、オフィスの機密情報を守りつつ、手軽にセキュアなネットワーク環境を構築可能です。
コンセントに挿すだけで、回線工事の待ち時間や高額な工事費は不要
専用デバイスが届いたら、コンセントに挿すだけで即日Wi-Fi環境が整います※。
光回線のように数週間の開通待ちや、建物オーナーとの煩雑な交渉、数万円単位の工事費用は発生しません。
移転直後や急な拠点増設時でも、コストを最小限に抑えてスピード導入が可能です。
- ご登録いただいた設置場所住所以外でのご利用はできません。設置場所住所以外でご利用になる場合は設置場所住所の変更のお手続きが必要です。
他社サービスからの乗り換えもスムーズ
「業務ができない空白期間」を、最小限に抑えられる点も大きなメリットです。
専用デバイスが届いたその日に切り替えが可能なため、旧回線の撤去日を気にすることなくスムーズに移行できるでしょう。
さらに、法人契約の手続きもWeb上で完結できるため、管理者の事務負担も大幅に軽減されます。
まとめ
光回線工事の作業内容や費用、建物による作業の違いを理解することで、トラブルを防いでスムーズに導入を進めることができます。
特に法人の場合、光回線工事には入念な事前準備が必要であることを知っておきましょう。
なお、光回線の設置コストや、スケジュールの調整・遅れなどが懸念される場合は、工事不要ですぐに導入が可能な、ビジネスに便利なホームルーター「home 5G」の活用もおすすめです。
「NTTドコモビジネスオンラインショップ」では、法人向けにインターネット環境を整えるための最適なプランをご用意しており、24時間365日、いつでもお申し込みが可能です。
事務手数料も無料(一部対象外)で、Web上で法人契約の手続きが完結します。
- 本記事は2026年1月時点の情報をもとに作成されています。


